砕け散る雫にきみと薔薇とゆめ今ゆるやかに降り積もる澱
蟻たちの巨大な夢の只中でぼくらが貪る無意識の蜜
深いもの、夜、海。空、青、久遠のくしゃみ
朝だけが常にぼくらを
それだけを言えずにゆびとゆめの距離埋められないまま孤高の詩作
日本語としてただしくないことを日本語じゃないものとしてやはり正しくないことへ置き換えて(逃げて)も
しらじらしい記憶喪失そぶり
なんてすばらしいなかなか宝くじに当たらない現象が
なんてすばらしい災難に遭うことのない現象と似ていること!
adeyakana色。とゆってももうどうにもわからないよね。
杜若
いやいや、意味はないですから、ティッシュと、ライターと、タバコとマンガ本的な毎日は終了しました。またの楽園。ユートピア、ディストピアのかけらもないわねあなたって人わ!
デリカシー
切り取り線のない空
黄色の愛鶴蝶
紫の舌を出しても夏模様
この風がもったいない
この陽射しがもったいない
妻のいぬ間の洗濯
心地よく満たされてゆく午後
前進でなくとも維持することで得うる充足
風でひるがえるシャツやタオルの向こうには鬱蒼と茂る草むら
虫がいっぱいいるんだろうな
お留守になっていた守備部隊
溶けてゆく青空のランドスケープ
別々の視線に見つめられて交わるを拒む対象物
むしろ夕焼けがきれい
洗濯物を
取り込まなきゃ、とか思わない
夏、真っ盛り